価格 | |
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数・内容 | 御池店・オンラインショップにて数量限定販売 |
賞味期限 | |
特定原材料 | |
仕様 | 古典「源氏物語」をテーマに、京都府立嵯峨野高校<京・平安文化論ラボ>の生徒さまとジュヴァンセルがコラボレーション。 雅やかな物語の世界を、京洋菓子に託してお届けします。 |
淡月は、春に霞に包まれ、薄くかすんだ月のことです。朧月夜との別れ、 明石の君との出会いの季節である春に、月が纏う淡く儚い雰囲気から名付けました。
せめて夢の中だけでも会えたら、という切ない気持ちや恋への純情さは淡月の優しい雰囲気に調和します。
(左から順に)
明石の君: 抹茶のソフトチョコレートをミルクチョコレートでコーティング。抹茶・ホワイトチョコレートでデコレーションしました。
朧月夜: 星型のソフトビターチョコレートに紫色に着色したホワイトチョコレートでコーティング。リーフ型の抹茶チョコレート2枚を土台に。
光源氏: 楕円形のアーモンドダイス入りのアーモンドチョコレートをビターチョコレートでコーティングし、金粉とホワイトチョコレート、ビターチョコレートでデコレーション。
¥1,080(税込)
袖ぬるる こひぢとかつは 知りながら
下り立つ田子の みづからぞ憂き
──────『源氏物語』葵(六条御息所)
(袖の濡れる泥(こひぢ)-恋路であると一方では分かっていながらも、その泥の中に踏み込む田子のように恋の路に踏み込んでしまう私は、そうしたわが身のつたなさが思われてなりません)
六条御息所、夕顔、玉鬘それぞれが光源氏と恋に落ちますがその道はそれぞれ違う道を歩みます。光源氏からの愛され方も愛し方もそれぞれ違うという意味で恋路と名付けました。
(左から順に)
玉鬘: ストロベリーガナッシュをミルクガナッシュでサンドし、ミルクチョコレートでコーティング。抹茶とストロベリーチョコレートでデコレーション。
六条御息所: ラズベリーガナッシュをビターチョコレートで包み、金粉をデコレーション。
夕顔: ミルクチョコレートに(コーヒーチョコ)を閉じ込め、楕円形の型に絞り、花のデコレーションをしました。
¥1,080(税込)
おくと見る ほどぞはかなき ともすれば
風にみだるる 萩のうは露
──────『源氏物語』御法(紫の上)
(私がこうして起きているとごらんになっても、それは束の間のこと、萩の葉に露が宿ったと思う間もなく、ややもすればあっけなく風に乱れ散ってしまうように、すぐに消えはてることでしょう)
桐壺更衣は光源氏の最愛の母で、その母を光源氏は3歳で失いました。亡き母の面影を感じられたことから見初められたのが紫の上です。母の面影を探すように、光源氏はたくさんの恋をする中でも、紫の上への愛情はとても深いものでした。光源氏が大切に思う儚くも強い女性2人と光源氏の組み合わせです。「萩の上露」は、紫の上が自分の死を予想して詠んだ歌からとりました。この先の儚い命を、萩の上の露にたとえたものです。紫の上も桐壺更衣も、強くもありますが、儚くもある女性なので、この儚さをもとに名づけました。
(左上から時計回りに)
紫の上: 薄いリーフ型の抹茶チョコレートに花型の赤紫色に着色したホワイトチョコレートをデコレーション。
光源氏: 楕円形のアーモンドダイス入りのアーモンドチョコレートをビターチョコレートでコーティングし、金粉とホワイトチョコレート、ビターチョコレートでデコレーション。
桐壺更衣: 抹茶味のソフトチョコレートをミルクチョコレートでコーティング。抹茶と着色チョコレートでデコレーションし、金粉をふりかけました。
¥1,080(税込)
いまはとて 燃えむ煙(けぶり)も むすぼほれ
絶えぬ思ひの なほや残らむ
──────『源氏物語』柏木(柏木)
(もうこの世の最期と私を葬る煙も燃えくすぶって、あなたをあきらめきれぬ思いの火はやはりどこまでもこの世に残ることでございましょう)
柏木は、光源氏の正妻である女三宮に対する思いが強く、愛に溢れています。その若さゆえ、相手には光源氏という人がいると知りつつも、柏木のあきらめない想いの強さ、おさえられない気持ちを踏まえ、「絶えぬ思ひ」と名付けました。
(左上から順に)
光源氏: 楕円形のアーモンドダイス入りのアーモンドチョコレートをビターチョコレートでコーティングし、金粉とホワイトチョコレート、ビターチョコレートでデコレーション。
女三の宮: 三角形のソフトストロベリーチョコレートにピンク色に着色したホワイトチョコレートをコーティング。三角形のアーモンドチョコレートにミルクチョコレートをコーティングし、金粉とピンク色に着色したホワイトチョコレートの花をデコレーション。
柏木: 中央に黄色に着色したホワイトチョコレートを絞り、外側には抹茶チョコレートを絞りました。
¥1,080(税込)
なつかしき 色ともなしに 何にこの
すゑつむ花を 袖にふれけむ
──────『源氏物語』末摘花(光源氏)
(親しく心ひかれる色でもないのに、どうしてこんな末摘花に袖を触れてしまったのだろう―こんな女とどうして契りを結んでしまったのか)
すゑつむ花は光源氏が不美人でありながらどうして末摘花に手を出してしまったんだろうという思いで詠んだ和歌から取りました。不美人ではあるが純粋で美しい心を持った末摘花から「すゑつむ花」と名づけました。
(左から順に)
末摘花(外見): 粗めに砕いたアーモンドとソフトビターチョコレートをビターチョコレートのカプセルに絞り、オレンジ色に着色したホワイトチョコレートでコーティングし、とげのあるデコレーション。
末摘花(内面): いちじく味のガナッシュをホワイトチョコレートのカプセルに絞り、ピンク色に着色したホワイトチョコレートでコーティングし、粉糖をまぶしました。
¥756(税込)
薫は宇治十帖の主人公であり、何とも言い難い良い香りがする、心優しい男性である。本当は光源氏が父ではなく、柏木と女三宮との子であるという秘密を抱えて生きてきた薫。ある日、容姿端麗である浮舟という女性を垣間見て恋に落ちる。二人は惹かれあいながらも、さまざまな苦難に直面し、物語は怒涛の展開をむかえる。最愛の人である浮舟との燃えるような恋が、京都の宇治を舞台に描かれている。
*抹茶味のクッキー生地を絞り、ビターチョコレートとフリーズドライのラズベリーでデコレーション。
¥486円(税込)
花散里は、心穏やかで優しく、あたたかい人柄である。花散里の「花」というのは、橘の花である。器量は良くなかったが、染物や裁縫が上手で、光源氏にとって心休まる大切な女性であった。光源氏と葵の上との子・夕霧などの教育も任され、生活を支える家庭的な役割を担っていた。
橘の咲く初夏のさわやかな風を抹茶のデコレーションで、その風に散る橘の花びらをホワイトチョコレートで表現しました。控えめな性格ながらも新しい女性の生き方をした強さを、甘さひかえめの酸味のきいた生地にしました。花散里の優しさをお菓子に込めて。
*オレンジ味のパウンドケーキ。オレンジスライスをのせ、抹茶味の生地でデコレーションし花びらをかたどったホワイトチョコレートでトッピング
¥756円(税込)
和のイメージが強い『源氏物語』を、より多くの方々の手に取っていただくために、和洋折衷をテーマにした。白餡とタルトのコラボレーションは完璧である。タルトの表面は、光源氏の美しさを粉砂糖で表現した。一粒の栗が、光源氏を象徴している。
*タルトに白餡を絞り、アーモンドダイスと粉糖でデコレーションし、栗の甘露煮をトッピング。
¥378円(税込)
葵の上は気高く、とても美しい女性である。位の高い左大臣家のお姫様で、光源氏の最初の正妻である。しかし、葵の上はいつも光源氏に素直になれずに、冷たい態度をとってしまう。光源氏もそんな彼女に嫌気がさして、二人は結婚してから長い間、お互いに打ち解け合えないでいたが、結婚10年、葵の上の懐妊をきっかけに少しずつ二人の距離は縮まっていく。
葵の上は誰も触れられない高いところに一輪しゃんとまっすぐに咲く花のような雰囲気をまとっている。彼女が『源氏物語』の中で時折見せる、箱入りのお姫様らしい少しわがままな振る舞いや、光源氏へのヤキモチを連想させるような言動からは、うぶなかわいらしさを感じることができる。
冷ややかさがある中にも、葵の上の心の奥に隠された光源氏への愛を感じることができる。
ケーキの周りに二重に重ねられた青いゼリーは、葵の上がまとう端麗さと、光源氏が感じた葵の上の冷ややかさを表現しました。その上に、葵の上の品格を表した銀粉を散らし、ケーキの一番上の部分には孤高な姿をイメージして、高嶺の花の百合を咲かせました。ケーキの中身は、なかなか素直になれない彼女が、胸の奥に秘めた心を感じられるデザインとなっています。ぜひご賞味ください。
*ホワイトチョコムースの中に果肉を閉じ込めたラズベリージュレを入れホワイトチョコレートクランチとスポンジで蓋をして青色に着色したゼリーでコーティング。チョコレートで細工したゆりの花とアラザンを飾り生クリームを絞りました。
¥756円(税込)
藤壺は容姿端麗、才色兼備で、非の打ち所のない、完璧な女性として描かれており、光源氏にとって、永遠の理想の女性となる人物である。母の桐壺更衣とは血がつながっていないが、藤壺は桐壺更衣にそっくりであった。桐壺更衣が亡くなってから、失意の中にいた光源氏の父・桐壺帝のもとに、藤壺は入内する。そして、父・桐壺帝の女御でありながら、光源氏は藤壺を慕うようになり、二人の間に禁断の子・冷泉帝が生まれる。藤壺は、罪悪感に苛まれることとなるが、光源氏との子の冷泉帝を愛して守り抜いた。内に秘めた強さを持つ女性である。
世の人々から見た完璧な姿をフォンダンショコラという一見何もないケーキで、冷泉帝を愛し守り抜いた、その内に秘めた強さを赤いラズベリーソースで表しています。
そして、その上には藤壺が亡くなった時期に咲いていて、源氏が 今だけは喪の色に咲け と願った桜をのせています。
*チョコレートムースの中にラズベリーガナッシュを閉じ込めしっとりと焼き上げ、透明ゼリーとアラザン、桜の花びらでデコレーション。お皿に移し、電子レンジ(500W)で30秒ほど温めてお召し上がりください。中のガナッシュがとろりととろけます。
¥594円(税込)